人気の動画用カメラまとめ!【種類・用途別おすすめ】ビデオ収録・映像制作する人必見

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いま売れ筋の動画撮影用カメラの情報をまとめました。カメラ初心者の方に向けて種類別に特徴をまとめています。それぞれのメリット・デメリットを整理して使い方に応じたおすすめカメラを提案します。
※2020年6月27日時点の情報でカメラを選んでいます。

人気の動画用カメラまとめ!【種類・用途別おすすめカメラ】ビデオ収録・映像制作する人必見

神戸ファインダーをご覧いただきありがとうございます。Aki(@Aki_for_fun)です。最近はユーチューブなどの動画投稿が人気で一般の人でも動画を撮ってSNSなどのネットにアップする人が増えてきました。わたし自身様々なカメラで動画を撮ってユーチューブなどに動画をあげています。この記事では自分の体験も含めて様々なカメラの良いところや注意点をお伝えします。

よくあるまとめ記事やランキング系のコンテンツだと種類の異なるカメラをごちゃごちゃにまとめて紹介しているので分かりにくいのが現状です。そこでこの記事ではカメラの種類ごとに系統立てて動画撮影用におすすめのカメラを案内します。

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動画用カメラ性能比較表

様々な種類のカメラの特徴を表にまとめて比較しました。全部で8種類のカメラに分類しています。各項目の性能を×、△、○、◎の4段階で評価しています。

表1

カメラの種類 スマホ ビデオカメラ アクションカム ジンバルカメラ
予算 カメラ性能が良いものだと約8万円~ 5万円~ 3万円~ 3万円~
画質 △~○ △~○ △~○
広角
望遠 ×~△ ○~◎ ×
手振れ補正 △~○
携帯性 △~○
バッテリー持ち ○~◎ ×~△
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き

表2

カメラの種類 VLOGカメラ コンデジ 一眼カメラ シネマカメラ
予算 9万円~ 5万円~ 10万円~ 15万円~
画質
広角 交換レンズしだい 交換レンズしだい
望遠 ○~◎ 交換レンズしだい 交換レンズしだい
手振れ補正 △~○ 機種しだい 機種しだい
携帯性
バッテリー持ち △~○
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き バランス型 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

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動画用におすすめのカメラまとめ

スマホ

iPhone X 動画撮影におすすめ

いまの時代において手軽に動画を撮るならスマートフォンはとても素晴らしいカメラです。いつも自分のそばにあって手軽に録画を開始できます。最近のスマホは画質も悪くありません。動画を撮りたいなら手持ちのスマホを使ったり、新しいスマホに買いかえることをぜひ検討してみてください。

もしスマホでの動画撮影に不満を感じたら、カメラの購入を考えてみましょう。よくあるスマホの弱点は望遠(ズーム)に弱いことです。遠くのものを撮ろうとするとデジタルズームに頼ることになり画質が落ちます。あるいは機種によっては手振れがひどいということもあるかもしれません。スマホだと容量が足りなくなりがちでデータの管理が不便だということもあるかもしれません。スマホはほかのことに必要なので専門のカメラを用意したいという人もいることでしょう。

参考:わたしがiPhoneXだけで撮ったタイムラプス動画です(大阪を1日観光して撮った映像を簡単に編集しました)↓

スマホのメリット・良いところ

  • 手軽でコンパクト
  • 操作が簡単
  • スマホからすぐSNSにアップできる
  • 撮った動画をスマホのアプリですぐに編集できる

スマホを使うときの欠点や注意点

  • カメラ性能が良いスマホを選ばなければいけない(高額)
  • 望遠に弱い
  • データの管理が大変
  • バッテリーの消耗が気になるかも
  • 画質はそこそこ

動画用のカメラを新しく買うにしても、「なぜスマホではだめなのか」を考えながら選ぶと自分の求めるカメラに出会えると思います。まずはスマホでの動画撮影を考えてみてください。

スマホカメラの総合評価

予算 カメラ性能が良いものだと約8万円~
画質
広角 ○~◎
望遠 ×~△
手振れ補正 △~○
携帯性
バッテリー持ち
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

おすすめ or 売れ筋の人気機種

参考:iPhoneXで撮る4Kタイムラプス動画 大阪たけさんぽ編
参考:iPhone Xで4Kタイムラプス動画を撮る!おすすめのアプリとミニ三脚

ビデオカメラ(ハンディカム)

icon icon

最近はカメラの種類がたくさんありますが、昔からある動画用のカメラと言えばいわゆる「ビデオカメラ」です。「ハンディカム」と呼んだほうがピンとくる人もいるかもしれません(ただしハンディカムはソニー製のビデオカメラの呼称です)。

ビデオカメラは一般の人が動画を撮りやすいように設計されたカメラです。ズームができるので望遠にして遠くのものを大きく撮ったり、逆に広く撮ったりと画角の調整ができます。最近の機種は手振れ補正がしっかりしてるものも多いです。何時間も長時間撮影できることや、初心者でも比較的操作が簡単なこともビデオカメラの特徴です。

子どもの成長記録用に動画を撮りたい人に特にこの種のビデオカメラはおすすめです。すこし離れたところから撮ることもできるので、運動会や学芸会などで観覧席から自分の子どもをアップで撮ることができます。

ビデオカメラのメリット・良いところ

  • ズームに強い(広角から望遠まで対応)
  • 操作が簡単
  • 持ちやすい
  • 手振れ補正がしっかりしていて手持ちでも撮りやすい
  • ほとんど背景ボケしないのでピント合わせが楽で失敗しにくい
  • 長時間撮影できる
  • 内蔵メモリを備えている機種が多い

ビデオカメラを使うときの欠点や注意点

  • 画質は悪くないがすごく良いというほどでもない
  • 凝った映像制作というよりは手軽な記録用カメラ
  • ちょっと大きめのカメラなので日常的に持ち出すというよりはイベントのときに使われることが多い。あるいは自宅のホームビデオ撮影用

ビデオカメラの総合評価

予算 5万円~
画質 △~○
広角
望遠 ○~◎
手振れ補正
携帯性 △~○
バッテリー持ち ○~◎
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

おすすめ or 売れ筋の人気機種

ビデオカメラはソニーパナソニックJVCなどのメーカーが得意としています。最近は4K対応モデルが売れ筋です。4K対応かつ価格帯が安めのコスパが光る以下のようなモデルは特におすすめです。

  • ソニー デジタル4Kビデオカメラレコーダー FDR-AX45
  • パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M
  • JVC 4Kメモリームービー GZ-RY980-A

アクションカム

GoPro HERO7 Black ゴープロ7

最近特に人気なのがアクションカムです。代表的なのはGoPro(ゴープロ)。カメラが丈夫なのでスポーツのような激しい動きのなかでも安心して撮れます。強力な手振れ補正のおかげで動きながら雑に撮影しても面白い動画が撮れることも人気の理由。

カメラの中では価格が安めなのが嬉しいですね(高いものでも5万円台)。複数のカメラを用意しなければならないという場合にもアクションカムが選ばれる傾向にあります。最近はテレビ番組やユーチューバーの間でもGoProを使っているシーンを多く見かけます。

画質もなかなか良いです。実際のところ映像には荒い面もあるのですが、撮れる映像の色が派手なのでウケが良いです。特に空や海の青、木々の緑は清々しい色に仕上がるので見ていて気持ち良いですね。とても広々と映すことができるのも動画の面白さを引き立てています。

オリジナルPOV Kit GoPro HERO7 Black

アクセサリーを組み焦ればバックパックに固定して撮影可能

GoPro用アクセサリ サクションカップマウントを使っているところ

窓に貼り付けてタイムラプス動画を撮るのも楽しい

GoPro HERO7 Blackで撮影した動画↓

アクションカムのメリット・良いところ

  • カメラの中では比較的安い
  • 丈夫なのでスポーツなど激しい動きをしながら撮影できる
  • 手振れ補正が協力
  • 防水のものが多い
  • とても広々と映る
  • 小型なのでどこにでも持っていける
  • 関連アクセサリーが充実

アクションカムを使うときの欠点や注意点

  • ボタン類が少なくてシンプルなので慣れないと操作に戸惑うかも
  • 望遠ズームできない
  • バッテリー持ちがあまり良くない

アクションカムの総合評価

予算 3万円~
画質 △~○
広角
望遠 ×
手振れ補正
携帯性
バッテリー持ち ×~△
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き

※この表はおおよその目安です

おすすめ or 売れ筋の人気機種

アクションカムの中でダントツに売れているのはGoProです。続々と新しいモデルが販売されてその都度大きく性能が向上しています。人と差をつけるなら最新モデルを、コスパを重視するならひとつ古い機種を選ぶと良いかもしれません(わたしはGoPro HERO7 Blackを愛用しています。

  • GoPro HERO8 Black
  • GoPro HERO7 Black
  • DJI OSMO Action

参考:GoPro HERO7を買ったので第一印象レビュー!簡単にきれいな動画が撮れて感動しました
参考:GoPro HERO7と一緒に買うべき必要なものとあったら便利なもの・いらないもの

ジンバルカメラ

動画撮影の際に気になるのが手振れ。ブレのある映像は見ていて気持ち悪くなってしまいますが、そのブレを抑えるために設計されているのが「ジンバルカメラ」です。ジンバルというカメラの揺れを抑える道具がカメラと一体になっています。

棒の部分を握るようにしてカメラを構えます。ジンバルのおかげで歩きながら撮影してもブレの少ない見やすい映像になります。また横や縦向きにカメラを向けるときもジンバルが動きを補正してくれるのでゆっくりとした動きになって見やすいです。

このジンバルカメラはGoProに匹敵する勢いで売れているいま人気のカメラです。その人気の秘訣は「手軽さ」にあります。ポケットに入るサイズ感で、特に難しい操作をすることなく印象的でおもしろい映像を撮れます。そして値段もカメラのなかではかなり安く3万円前後で購入できます。

DJI OSMO POCKETの公式PR動画↓

ジンバルカメラのメリット・良いところ

  • 手振れを抑えることができる
  • 小さくて軽いので携帯しやすい
  • 操作が簡単
  • 小さいロボットみたいでかわいい
  • なにも撮らなくても触っているだけでなんとなく楽しい

ジンバルカメラを使うときの欠点や注意点

  • ズームに弱い。GoProほど広々と撮ることはできず望遠も無理
  • ガジェットとしては楽しいけど気づいたらiPhoneで撮ってるのとあまり変わらない動画になりがち

ジンバルカメラの総合評価

予算 3万円~
画質 △~○
広角
望遠
手振れ補正
携帯性
バッテリー持ち
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き

※この表はおおよその目安です

おすすめ or 売れ筋の人気機種

ジンバルを使ったことがない人には特に「DJI OSMO POCKET」がおすすめです。ジンバル特有の手振れ補正や、ゆっくりとしたカメラの横や縦の動きはとても楽しいです。

  • DJI OSMO POCKET
  • Snoppa Vmate

ジンバルはほかのカメラやスマホ用のものが販売されています。手持ちのカメラにジンバルを組み合わせるのもおすすめです。

  • Zhiyun Crane M2(スマホや小さいカメラ用)
  • DJI Ronin S(大型で重いカメラ用)

参考:スマホ用ジンバルSnoppa ATOMで動画の手振れ解消!世界最小・簡単操作・多機能で楽しい
参考:手振れ解消!スムーズな動きのムービー撮影ができる電動ジンバルZhiyun Crane Mを買ってみた

VLOG用カメラ・ユーチューバー向けカメラ

「VLOGカメラ」とは、厳密に言うとカメラの種類ではなく、メーカーが打ち出している商品のコンセプトです。カメラの種類でいうとこの後紹介するコンデジや一眼カメラに相当します。最近はVLOG(ビデオブログ)やYouTubeの動画投稿の人気が高まっているので、メーカーもそのニーズにこたえるカメラを販売しています。

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「VLOGカメラ」がどんなものかというと要は自撮りがしやすくてユーチューバー向けのカメラです。商品紹介しやすいようにピントを自動で合わせるAF機能が優れています。肌をきれいに映してくれる美肌モードまで搭載しています。

ソニーの「VLOGCAM ZV-1」の場合だと、自撮りがしやすいようにモニターが動いたり(バリアングル仕様)、カメラを持ちやすいグリップがオプションで用意されていたり、マイクが風の雑音を拾わないようにモフモフのカバーが付いていたりと、動画を撮る人が使いやすいように上手く設計されています。新しいコンセプトの現代らしいカメラの登場で大きな注目が集まりました。実際のところ売れ行きもかなり好調なようです。

自撮りしやすい ソニー デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1/ZV-1G

自撮りしたいユーチューバーに最適

シューティンググリップ ソニー デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1/ZV-1G

オプションのシューティンググリップは録画やズームなどの操作もできる

シューティンググリップ ソニー デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1/ZV-1G

ミニ三脚として自立もできる

オプションの「シューティンググリップ」は、自撮り棒になったりミニ三脚になったりする優れものです。録画ボタンやズームレバーもついているので使いやすいです。

VLOG用カメラ(ZV-1)のメリット・良いところ

  • 自撮りしやすい(可動式モニターと高性能AF)
  • 音声収録しやすい(風防付属)
  • 初心者でも扱いやすい
  • 携帯性と画質のバランスが良い
  • 価格は10万円弱で、最近のカメラとしては標準的な相場。性能を考えるとコスパ良好

VLOG用カメラ(ZV-1)を使うときの欠点や注意点

  • どちらかといと手軽さや初心者でも簡単に使えるように設定されたカメラなので、もし10万円の予算がある人ならもう少し本格的なカメラがほしくなるかもしれない
  • 電池持ちはそこそこ

VLOG用カメラ・ユーチューバー向けカメラの総合評価

予算 9万円~
画質 ○ 良い
広角
望遠
手振れ補正
携帯性
バッテリー持ち
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き バランス型

※この表はおおよその目安です

ユーチューバーのヒカキンさんもさっそくソニーZV-1を2台購入されています↓

おすすめ or 売れ筋の人気機種

わたしも実際にソニーの「VLOGCAM ZV-1」を使わせてもらいましたが、自撮りしたりしゃべりながら動画を撮りたい人には特におすすめです。ユーチューバー定番のカメラになるかもしれません。

  • ソニー デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1
    ソニー デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1G(シューティンググリップ付属)
  • パナソニック LUMIX DC-G100K-K(レンズキット)
  • パナソニック LUMIX DC-G100V-K(トライポッドグリップ付属)

パナソニック LUMIX G100 VLOG撮影を楽しめる ミラーレスカメラ | ビックカメラ.com 

コンデジ

コンパクトデジタルカメラ(略してコンデジ)は、いわゆる「デジカメ」と呼ばれる小型のポケットサイズのカメラです。どちらかというと写真撮影用として使われることが多いですが、動画撮影機能も備えています。

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機種によってはかなり動画撮影の機能が充実しているのでコンデジを駆使して本格的な映像作品を撮る人もいます。写真も動画も同じカメラで撮りたい人に魅力的なカメラです。

動画に強いコンデジを買うのであれば「高級コンデジ」と呼ばれるタイプの製品から選ぶことをおすすめします。もし野鳥など遠くのものを撮るのであれば「高倍率ズーム」と呼ばれる特に望遠撮影に向いているタイプのコンデジを選びましょう。

コンデジのメリット・良いところ

  • コンパクトで携帯性に優れている
  • 機種によっては望遠にも強い(少なくともズームできる)
  • いわゆる「高級コンデジ」(予算10万円~)は画質がワンランク上で優れている
  • 写真機能にも優れているものが多い

コンデジを使うときの欠点や注意点

  • 動画に強いコンデジは値段が高め
  • 機種によっては外部マイクやイヤホン用の端子がない
  • バッテリー持ちがあまり良くない
  • 長時間の連続撮影には向いていない(多くのカメラは30分が限界で録画が止まる)

コンデジの総合評価

予算 5万円~
画質
広角
望遠 ○~◎
手振れ補正 △~○
携帯性
バッテリー持ち
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

おすすめ or 売れ筋の人気機種

コンデジで動画にも強い機種となるとソニー、キヤノン、パナソニックあたりのメーカーが候補に挙がります。

イチオシはソニーRX100M7。望遠もしっかりズームできるほか、外部マイク端子も搭載しています。もともと写真用で特に高い評価を得ていたRX100シリーズですがM7は動画撮影にも向いています。

キヤノンやパナソニックのコンデジはソニーと比べると操作性が直感的でわかりやすいです。どちらかというと初心者でも扱いやすい設計になっています(タッチパネルが便利)。キヤノンの「PowerShot G5 X MarkⅡ」や「PowerShot G7 X MarkⅢ」はそこそこ価格も控え目でかつ性能も手堅いのでバランスよく仕上がっている人気機種です。

  • ソニー DSC-RX100M7
  • ソニー DSC-RX100M7G
  • キヤノン PowerShot G5 X MarkⅡ
  • キヤノン PowerShot G7 X MarkⅢ

一眼カメラ

RF24-105mm F4 L IS USM 外観 レンズフード付き

一眼カメラはすこし大きくて、レンズを交換できるタイプのカメラです。より細かく分けると「一眼レフカメラ」や「ミラーレス一眼カメラ」などの種類がありますが、ここではそれらをまとめて「一眼カメラ」と呼びます。

一眼カメラの魅力はなんといっても画質。映像の美しさでしょう。よく画質というと4KやFHDという解像度の話になります。解像度はどれだけ精細に細部までくっきりと見えるかという尺度ですが、一眼カメラの映像の良さはもう少しほかのところにあります。

わかりやすく言えば背景がボケて被写体が浮き上がって見えるような立体感ある映像表現です。最近はスマホでもデジタル的に処理して背景をぼかした写真を手軽に撮れるようになっていますが、動画ではまだそうはいきません。テレビドラマや映画の映像のようなプロっぽい動画を撮りたい人はぜひ一眼カメラを選びましょう。

そして忘れてはいけないのがレンズ交換できるという特徴です。一眼カメラはレンズを交換することで映像の見え方を変えることができます。広角にしたり望遠にしたり、魚眼にしたり、くっきり映るものにしたり、ちょっと味のあるものにしたり、様々なレンズの選択肢があります。

わたしがキヤノン EOS Kiss X9とEOS Kiss Mで撮影した動画↓

わたしがキヤノン EOS Rで撮影した動画↓

一眼カメラのメリット・良いところ

  • とにかく画質が良い
  • レンズ交換によって表現の幅が広がる
  • 背景ボケさせやすい
  • 電池持ちするものが多い
  • 写真機能にも優れているものが多い
  • 本格的なカメラを持っているという満足感を得られる

一眼カメラを使うときの欠点や注意点

  • 値段が高い
  • 初心者でもそれなりに扱えるが使いこなすには知識と経験が必要
  • 長時間の連続撮影には向いていない(多くのカメラは30分が限界で録画が止まる)

一眼カメラの総合評価

予算 10万円~
画質
広角 交換レンズしだい
望遠 交換レンズしだい
手振れ補正 機種しだい
携帯性
バッテリー持ち △~○
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

おすすめ or 売れ筋の人気機種

一眼カメラで特に動画撮影用としておすすめのカメラを以下にピックアップしました。わたしはキヤノンの一眼のユーザーなのですが、いまのキヤノンのラインナップならEOS RやEOS RP、あるいはEOS M6 MarkⅡ、EOS 90Dあたりが動画用におすすめです。

  • キヤノン EOS R
  • キヤノン EOS M6 MarkⅡ
  • ソニー α7Ⅲ
  • ソニー α6600
  • パナソニック GH5
  • パナソニック GH5S
  • 富士フイルム X-T4
  • 富士フイルム X-H1

参考:EOS Rを買ったので第一印象レビュー !これがキヤノンのフルサイズミラーレスの実力だ
参考:EOS Rと一緒に買うべき必要なものとおすすめ関連アクセサリー
参考:キヤノンEOS Rの欠点・デメリット・ダメなところまとめ

一眼カメラをパソコンにつないでWEBカメラとして使ってみました。テレビ会議が高画質の映像になって好評でした。
参考:一眼カメラをWEBカメラにしてテレビ会議した方法と工夫したポイント

一眼カメラをWEBカメラにしてテレビ会議した方法と工夫したポイント
テレビ会議のときのパソコンやカメラ機材の環境を紹介します。一眼カメラをWEBカメラにして映像を高画質化したほか、マイクや照明も工夫してちょっとしたスタジオのように仕上げてみました。自宅でYouTube動画を撮影したり、ライブ配信したい人にも役立つ内容にしました。

シネマカメラ

シネマカメラはカメラの種類で言うと一眼カメラに当たります。ここでは一眼カメラでも特に映像制作の面で突出した性能を持つカメラを紹介します。

BMPCC4K ポケシネ4K

“Black Magic Pocket Cinema Camera 4K”
通称「BMPCC4K」「ポケシネ4K」

シネマカメラはプロレベルの映像制作を想定して動画機能を非常に充実させています。ドラマや映画が撮れるようなカメラを個人でも買える時代になっているのです。すごいですよね。

映画では映像をより魅力的にするためにカラーグレーディングといって非常に繊細で豊かな色編集がおこなわれています。シネマカメラは色編集がしやすいようにRAWやLOGと呼ばれる形式で録画可能です。

わたしがBMPCC4Kで撮影した動画↓

次の動画も同じカメラで撮影していますがこちらはどちらかというと素直な色に仕上げています↓

シネマカメラは基本的にポストプロダクション(撮影後の編集)を前提として作られたカメラです。撮影した素材をそのままSNSなどにシェアするのは難しいですが、そのかわりあとで編集しやすいように設計されています。ほかの撮影機材との組み合わせもできて拡張性に優れています。

DZOFilmのシネマレンズをつけたBMPCC4K

シネマカメラのメリット・良いところ

  • とにかく画質が良い
  • RAWやLOGで撮れる(カラーグレーディング向き)
  • レンズ交換によって表現の幅が広がる
  • 背景ボケさせやすい

シネマカメラを使うときの欠点や注意点

  • 値段が高い
  • 上級者向き
  • 編集ありきのカメラ

シネマカメラの総合評価

予算 15万円~
画質
広角 〇 交換レンズしだい
望遠 〇 交換レンズしだい
手振れ補正 機種しだい
携帯性
バッテリー持ち
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

おすすめ or 売れ筋の人気機種

  • BMPCC4K / BMPCC6K
  • SIGMA fp
  • パナソニック Lumix DC-S1H

参考:

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自分にぴったりの動画カメラを選ぼう

カメラには様々な種類があるのですが、それぞれに特徴があって向き不向きがあります。どのような場面でどのように使いたいかをよく考えたうえでカメラを選んでみましょう。

記事の最初に紹介した比較表をもう一度掲載します。全部で8種類のカメラに分類しています。各項目の性能を×、△、○、◎の4段階で評価しています。

表1

カメラの種類 スマホ ビデオカメラ アクションカム ジンバルカメラ
予算 カメラ性能が良いものだと約8万円~ 5万円~ 3万円~ 3万円~
画質 △~○ △~○ △~○
広角
望遠 ×~△ ○~◎ ×
手振れ補正 △~○
携帯性 △~○
バッテリー持ち ○~◎ ×~△
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き 手軽な記録向き

表2

カメラの種類 VLOGカメラ コンデジ 一眼カメラ シネマカメラ
予算 9万円~ 5万円~ 10万円~ 15万円~
画質
広角 交換レンズしだい 交換レンズしだい
望遠 ○~◎ 交換レンズしだい 交換レンズしだい
手振れ補正 △~○ 機種しだい 機種しだい
携帯性
バッテリー持ち △~○
手軽な記録向き / 凝った映像制作向き バランス型 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き 凝った映像制作向き

※この表はおおよその目安です。機種によって性能が異なります。

今回の記事では動画用のカメラにしぼって紹介しましたが、初心者向けにカメラの種類や違いについて解説した記事もあります。

参考:カメラの種類・違いがわからない初心者のための失敗しないカメラ選び

一眼カメラだとわたしはキヤノン製のものを特に愛用していて、人にもおすすめしています。

参考:初心者にキヤノンの一眼レフカメラをおすすめする6つの理由と1つの欠点
参考:EOS Kiss Mレビュー!わたしのカメラ愛と不満と作例写真ぜんぶ伝えます
参考:EOS Rを買ったので第一印象レビュー !これがキヤノンのフルサイズミラーレスの実力だ

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神戸ファインダー KOBE FINDER – YouTube 

カメラの参考映像として、各カメラごとの撮影リストも用意しています。

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